何でこんなに足が痛い。陥入爪って
巻き爪と陥入爪(かんにゅうそう)は、併発していることが多いですが厳密に言えば違う症状です。
巻き爪は横方向に爪が巻いて指の肉を圧迫することで、痛みが発生します。
陥入爪は爪が巻いていなくても、痛みや化膿を引き起こしてしまいます。
原因は、文字通りですね。
『陥る(おちいる)』
落ちて中に入る。はまる。「深みに―・る」
望ましくない状態になる。「重態に―・る」「ジレンマに―・る」
相手の策謀にはまりこむ。計略にかかる。「敵の術中に―・る」
goo辞書より
『入』は入る
『爪』はつめ
つまり、爪が望ましくない状態に入り込んでしまっているのです。(ちょっと説得力にかけますが。。)
爪は付け根から指先に向かって伸びますよね?
巻き爪とは言え、爪の生え際から伸びて指先に向かっていきます。
ですが、その伸びていく途中になんらかの原因があり、通常のルートから外れた爪が肉を圧迫したり、刺さったりすることが原因で陥入爪は引き起こされます。
巻き爪でなくても、陥入爪になるのは、爪の一部がなんらかの原因で違う方向に力を加えているからです。
陥入爪の原因で多いのは、深爪です。
ぎりぎりまで切った爪では、爪の端をケアする事は難しいです。
ずっと深爪にしてきた人ならなおさら、日常ですからいつもどおり深爪にしてしまします。
深爪にすると、指先の肉が持ち上がり爪が伸びる時に、ひっかりやすい状態です。
その状態で、爪の角が鋭角であったり、切り残しやささくれがあったらどうなるでしょうか?
掃除用のほうきを想像すれば、わかりやすかもしれませんね。
ほうきの先を爪だとすると、ほうきの端が何かにあたるとピロンと曲がってしまいます。
ほうきであれば、曲がってまた元に戻るのですが、爪は硬く肉を圧迫して、
皮膚に刺さり痛みを発生させてしまします。
1mmにも満たない爪でも、神経が集中した指先では激痛が走ります。
まずは、深爪にしないことが一番の予防になります。
痛みがすでにある場合は、その原因を解決してあげなければなりません。
化膿や出血がある場合は、施術できませんので、医療機関またはご自身で化膿や出血を止める必要があります。
痛みがでたら化膿する前にすぐにご相談していただけるのがよいのですが、ほんとに痛くなるまでは、後回しになってしまいますよね。
今日は、『なんでこんなに足が痛い』の原因について書いてみました。
何か気になることがあれば、いつでもご相談ください。